デコボコントローラ!

ナマケモノな未来の「自分」に打ち勝つための備忘録。

RPG風タスク管理ツールHabiticaでRPGと化した人生が楽しい

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あながち大げさじゃなく、楽しい。人生ゲーミフィケーション計画は完遂された。

habitica.com

最近、Habitica(ハビティカ)というアプリを見つけました。

モチベーションがぐんぐん上がるタイプのタスク管理アプリです。『RPGでレベル上げ好きなんだよね』という人には特におすすめ。

RPG風タスク管理ツール「habitica(ハビティカ)」。

habiticaの画面

habitica(ハビティカ)は、ゲームをプレイするように習慣づけができるRPG風タスク管理ツールです。

習慣が力になるハビティカの世界で、自分の分身であるアバターをつくり、ペットを育てたり装備を整えたりしながらレベルを上げていきます。

タスクを完了すると経験値とゴールド(お金)が手に入り、タスクをサボると体力が減っていきます。死んだらレベルやいくつかの持ち物を失うという凝りよう。

それだけでも結構おもしろいんですが、habiticaの大きな特徴は、「習慣」「日課」「Todo」とタスクを3つに分けて管理できるところです。

だいたいのタスク管理ツールは一括りにされているものが多い印象だったので、これは珍しい。

「習慣(Habits)」ルーチンワークにしたいこと

やらなくてもいいけれど、習慣にしたいなと思うことを、habiticaでは「習慣」と位置づけています。

良い習慣(+)悪い習慣(-)に分けられており、(+)を押すと経験値とゴールドがもらえ、(-)を押すと体力が減る仕組み。

もちろん+-両方設定することもできます。

「階段/エレベータ」という習慣をつくって、階段を使ったら(+)、エレベータに乗ったら(-)を押すとか。

「日課(Dailies)」忘れずにやりたいこと

毎日、一週間ごと…など、一定のサイクルでやりたいことを設定します。

日課は一つ完了するごとの経験値が大きいですが、やらないと翌日にダメージを受けます。

体力がゼロにならないように、ちゃんと続けなければいけません。

死ぬとレベルやゴールドを失うので、『絶対に続けたい!』というものは「日課」に設定するとたぎります。

「日課」は、続けるとタスクがだんだん青くなっていって、もらえる経験値やゴールドが減っていきます。マンネリ化したら「習慣」に移し、新しい日課を足していくのもいいですね。

あとタスクにチェックリストをつけられる。こういうのが欲しかった。

「ToDoリスト(To-Dos)」いつかやりたいこと

一時的なタスクはToDoで立てます。いつやるか分からないというタスクもここにどんどん入れていくと、やりたいと思ったことを忘れずにすむので良いですね。

ToDoリストもチェックリストにできるのが嬉しいところ。

habiticaの楽しいシステム

「ごほうび(Rewards)」タスクを続けたあとのごほうび

ごほうびは自分で設定することもできます。はじめは装備を集めるのにゴールドをつぎ込むことになるかもしれませんが、自分でごほうびを設定することも可能。

10ゴールドで「ステーキ食べる」といったごほうびも用意できます。

「落とし物」習慣を続けていると偶然手に入るごほうび

レベル3になると、「落とし物」システムが解放されます。

タスクをこなしていくと、ペットになる「たまご」とか、「(たまごを還す)薬」「エサ」がドロップアイテムとして手に入ります。

ペットを育成するのもhabiticaの楽しみの一つですね。

「職業(クラス)」自分のモチベーションに合わせたスキルを選択

habiticaの転職システム開放時の画面

レベル10を超えるとクラス・システムが開放されて転職ができるようになり、「マナ」と呼ばれるポイントがステータスに表示されます。

「マナ」はいわばMP。マナを消費することでさまざまな特殊スキルが使えるようになります。

職業によって使えるスキルが違うので、アイテムを集めたりレベル上げしたりというモチベーションに合わせて職業を選択するといいですね。

クラス・システムについて詳しくは公式のwikiに載っています。

クラス・システム | Habitica Wiki JP | Fandom

habiticaを習慣トラッカー代わりにしてみる

私が取り入れているバレットジャーナルには「習慣トラッカー(Habit Tracker)」というシステムがあります。

一例として、私の習慣トラッカーを載せますね。

習慣トラッカーの写真

これはこれで、●が埋まっていくモチベーションは上がるのですが、

  • 一日に何回もやるタスク(歯磨きなど)は数えにくい
  • トラッカーを埋めても、何が変わったかまでは分からない
  • やらなくてもデメリットがないので書き忘れる
  • 新しい習慣を足しにくい/減らしにくい

などなど、課題がありました。

habiticaを使い続けた結果、習慣トラッカーだけはhabiticaに任せようかな、と思っています。

1日に何回もやる習慣を数えられる

habiticaの「習慣」は、1日に何回もタスクをこなせるところが魅力的です。

習慣トラッカーはたしかにモチベーションは上がるのですが、1日に何回もこなすタスクを管理するとなると、どうも難しい。

「歯を磨く」とかは一日に何度もやりたいタスクですから、手書きだとそれをどのタイミングで書くのかわからないんですよね。アイディア次第でどうにかなりそうですが、私は思いつきませんでした。

普通のタスク管理ツールでも「何回も完了できる」ものは見ないので、これは画期的なシステムだと思います。

習慣を続けたあとのごほうびがある

手書きだと「その習慣を積み重ねた」という記録には便利なのですが、『習慣を続けた結果、どうなったのか?』までは分からない。どうやって結果に結びつけるか考えるのも習慣トラッカー作りの楽しみ方ではあるんですけどね。

一方、habiticaでは積み重ねるほどにレベルが上がり、ゴールドがもらえます。積み重ねた結果やごほうびが目に見えて分かるところが良い。

それから、私はモンスターを倒すよりもレベル上げのほうが好きってタイプです。モンハンでも延々と薬草や鉱石を集めているようなタイプ。そんな人はhabiticaを楽しく続けられるかもしれませんね。

良い習慣づけはムダな選択の機会を減らす

どんな方法であれ、習慣を続けることって大切です。とくに日々の習慣をつくることは、「選択の機会を減らす」という点で価値があります。

「お風呂入らなきゃ(でも夜遅いし)」とか「今日は何を着て行こうかな」とか、選択と決断をすると、そのぶん脳が疲れるそうです。

良い習慣づけをすることで疲れにくくなり、本当にやりたい大事なことに気力を使えるようになるんですね。

よく「継続は力なり」とかいって、習慣は目標達成に必要なことだって言われますけど、日々の習慣に関しては別に達成したいビジョンなんかないですよね。『ここまでやったから目標達成!』なんて決められません。

歯を磨き続ける目的は「ずっと健康な歯でいるため」ですが、目標を達成したから辞めるというわけにはいきません。日課は続けることそのものが目標なんですよ。

「目標達成のため」という考えだと、死んだあとにしか達成できたかどうか分からないことになります。しんどすぎる。

続けることはデジタルで、記録することはアナログで

そんなわけで、習慣トラッカーはhabiticaに移行することにしました。でも「どこを掃除したか?」を記録する掃除トラッカーは残しておきます。

続けることが重要なトラッカーはデジタル記録することが重要なトラッカーは紙媒体が見やすいですね。

本当に大事なことに時間を割けるように、ゲーム感覚で良い習慣をクセ付けてみるのもいいんじゃないでしょうか。